ラクマの利用規約では、取引を外部サイトに誘導する行為は禁止されています。
もちろんラクマからメルカリへの誘導も禁止行為です。
外部誘導が禁止されている主な理由は、主に以下の2つが考えられます。
ラクマが外部誘導を禁止する理由
- ラクマの出品機能だけを都合よく利用して支払いなどの取引を外部でやられてしまったら楽天ラクマ側に手数料が入らず、結果的に損をするから
- ラクマに出品された商品であっても、取引や支払いを外部サービスで行った場合、トラブル発生時に事務局が介入できないから
しかし、禁止されてはいてもラクマからメルカリに取引を誘導しようとするユーザーさんもいるのが事実です。
この記事では、ラクマからのメルカリや他サイトへの誘導行為について言及していきます。
"メルカリでも販売中"はセーフ?
ラクマに出品されている商品を見ていると、商品説明文に「メルカリでも販売しています」とか「メルカリ出品中!」といった文言が記載されている商品が多々あります。
これはあくまで私の個人的な見解に過ぎませんが、メルカリでも出品しているという事実を記載しているだけで誘導しているわけではありません。
ラクマでは商品出品時に「購入申請あり」が設定できるので、もしメルカリの方が先に売れてしまった場合はラクマの出品を停止すれば、両方同時に売れるようなトラブルは起こりません。
取引を誘導せず、単に「メルカリでも販売しております」と事実を告げるだけでしたら、ギリギリセーフの可能性も考えられます。
とはいえ、これはあくまで個人的な見解のため、取引を誘導しなければメルカリや他サイトでの販売をアピールしてもOKというわけではないので、ご注意ください。
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ラクマでは外部サービスへのURLは禁止
ラクマの商品説明文に外部サービスのURLを貼る行為は利用規約で禁止されています。
取引を外部に誘導する意図がない場合でも、説明文にURLを貼ると他のラクマユーザーさんから違反行為として通報されてしまう危険もあるようです。
ラクマでは、他のサービスへの誘導を禁止しております。
そのため、商品説明文に外部のURLを記載されますと、外部誘導に該当しない場合であっても他のご利用者様に違反行為であると判断され、多数の報告が寄せられる可能性がございます。引用元URL:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13217342133
もしかしたら、取引を他サイトへ誘導するつもりはまったくなくても、商品説明文にURLを貼ってしまったためにペナルティを受けてしまうかも知れません。
ラクマから他サイトへの取引誘導の事例
明らかにラクマの利用規約に違反する他サイトへの取引誘導については、ラクマ公式サイトに記載されている以下の画像の一例です。
上記の事例は、特定のユーザーさんに直接外部サービスへの誘導を持ちかけている点がポイントだと思います。
先ほども触れたとおり、他サイトでもその商品を販売していることについて記載する分には、取引を外部サービスに依頼・誘導しているわけではありません。
ただし、出品者さん側がコメントでのやり取りで「それでは〇〇〇で販売します」と新たにラクマ以外の外部サービスで取引を持ちかける行為や、逆に購入希望者さん側から「〇〇〇でお取引したいです」と外部誘導する行為は明らかに禁止行為です。
また、以下のように「メルカリでも販売していること」をアピールすると同時にメルカリに出品している商品の検索をラクマで促すような文言は、ラクマ事務局に外部誘導を示唆していると判断される可能性が高いのでやめましょう。
ラクマに出品している商品ページで、メルカリにも出品していることをアピールすると同時に「●●で検索してください!」と記載するのは、外部での取引を促す行為と見なされても不思議ではないということです。
ラクマでは、このようにメルカリでも同じ商品を出品していることを商品説明文に記載している出品者さんがたまにいたりします。
現状では商品ページが削除されたり、ラクマ事務局から警告がくることがなくても外部誘導だと判断されてペナルティを受ける可能性はあるので、気をつけてくださいね。
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隠語を使ってラクマから他サイトへ取引誘導?
ラクマの規制から逃れるために、隠語を使ってラクマから他サイトへ取引を誘導する人もいたりします。
隠語というより伏字が多い印象ですけどね。
たとえば、以下のような感じです。
- メ〇カリ
- メル
- ttps://
※https//の頭のhを抜いてURLを伝える目的
上記のようなケースも他のラクマユーザーさんから事務局に通報される危険があります。
ラクマから他サイトへの外部誘導がバレたらペナルティ?
ラクマでは、他のアプリなどへの外部誘導を示唆するようなコメントの投稿が発覚した場合、出品削除や利用制限などのペナルティ対象となります。
また、誘導先である他サイトでの取引によって発生したトラブルについては、ラクマ事務局ではサポートできません。
中にはバレずに外部サービスに誘導して取引しているユーザーさんもいらっしゃるようですが、他のユーザーさんからの通報などで、いつペナルティを受けるかわからないので気をつけましょう。
他のフリマアプリでの取引を持ちかけられたら?
最後に他のフリマアプリでの取引を持ちかけられた場合について書いておこうと思います。
よくあるやり方としては主に以下のようなものがあります。
- 商品ページにコメントを書き込んだら、出品者さんから「値引きするので●●で購入しませんか?」と外部誘導されるケース
- コメントや取引メッセージなどで「●●には出品してないですか?」と購入者さん側から外部誘導してくるケース
上記のような話を持ちかけられたら、いずれもトラブルの原因にもなるので断りましょう。
実際に以下の参考記事は、ラクマの直接取引で実際に起こったトラブルの事例を紹介していますが、他サイトへの取引誘導も同様のトラブルが発生する危険があります。
昨今では、他のフリマアプリだけでなく、TwitterやLINE、InstagramなどSNSへの取引誘導も増えていて、中には詐欺被害に遭われるラクマユーザーさんもいらっしゃるようです。
悪質なユーザーさんは、ラクマ事務局に通報できます。
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参考ラクマで悪質な出品者を通報!見つけたら事務局に問題を報告?
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