どんなサービスでも人が集まってやり取りする際に問題となるのがマナーです。
もちろんラクマも例外ではありません。
フリマアプリといえば、最大手のメルカリでは「メルカリは民度が低い」なんて言われたりしますが、ラクマはどうでしょうか?
どうしてもユーザー数が増えていくと一定数マナーの悪いユーザーさんも出てきてしまうのは、仕方のないことかも知れません。
しかし、トラブルを起こさず快適にサービスを利用したいのであれば、事前にマナーについて熟知しておいたほうが良いでしょう。
人間同士がコミュニケーションを取るうえでマナーは大切ですからね。
この記事では、ラクマを快適に利用するために覚えておきたいマナーについて言及しています。
ラクマを利用するうえでトラブルを未然に防ぐには、まずマナーをしっかりと守って利用する必要があります。
ラクマ公式ルールによるマナーリストとは?
ラクマの公式サイトには、ラクマのルールで定められているマナーリストというものがあります。
マナーリストには、ラクマを利用するうえで最低限気をつけなければいけない行為について記載されています。
ラクマが掲げるマナーリストを引用すると、以下のとおりです。
- コメントしっぱなしで放置しない
- 追跡番号がある場合は入力する
- 出品する前にシミ・汚れを確認する
- コメント、購入申請をする前にプロフィールを確認する
- コメントする前に、他のコメントを確認する
- 発送通知、受取評価はすぐに行う
- いきなり値下げ交渉をしない
- 失礼な言葉づかいをしない
- 予告通りの配送方法を利用する
上記のマナーリストですが、出品者さんのマナーと購入者さんのマナーを分けてみるとわかりやすいと思います。
対象者 | マナーリスト |
購入者 |
|
出品者 |
|
購入者と出品者の両方 |
|
上記についてもう少し掘り下げていきましょう。
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ラクマは買い方にもマナーがある
マナーというと、どうしてもコメントや取引メッセージでの発言や商品の梱包・発送などが対象となりやすい印象ですが、商品を購入する際の買い方にもマナーがあります。
ラクマでトラブルに巻き込まれやすい人ほど、買い方におけるマナーをそれほど重要視していないケースが見受けられます。
ラクマで商品を購入する際、マナーを守らないと悪い評価をつけられるリスクが高くなるのでご注意ください。
トラブルに巻き込まれないためにも、ラクマ公式による買い方のマナーにひとつずつ言及していきましょう。
コメント、購入申請をする前にプロフィールを確認する
商品を購入する際に重要なのは、その商品の情報(価格、状態、送料の負担、発送元の地域、配送方法)だけではありません。
どんな人がその商品を販売しているのかも重要です。
どんなに魅力的な商品であっても、詐欺師から購入したいと思う人はおそらくいないでしょう。
昨今ラクマでは偽物の出品や不正に対して厳しい取り締まりを行っていますが、中には悪質な出品者も紛れ込んでいます。
商品を購入したはいいけど一向に届かなかったり、購入後の取引メッセージがまったくない状態で発送されたり、よくわからない出品者側のマイルールで悪い評価をつけられたりする場合、事前に相手のプロフィールや評価を確認していなかったというのが原因の場合もわりとあるようです。
ラクマに限らず、フリマアプリで商品を購入する際に出品者さんのプロフィールや評価をチェックするのはマナーというより基本です。
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コメントする前に他のコメントを確認する
ラクマでは商品について何か知りたいことがあれば、誰でも気軽にコメントで質問できます。
しかし誰でも気軽に質問できるからこそ、気をつけなければならないこともあります。
言葉遣いはもちろんですが、他の人と同じ内容の質問を投稿しないように注意しましょう。
出品者さん側としては、複数の人たちから同じ内容の質問を何度もされるのは、無駄な時間を奪われるし、はっきりいって苦痛です。
質問のコメントを書き込む前に、他の人が自分の聞きたいことをすでに質問していないかを事前に確認するようにしましょう。
それが相手の時間を無駄に消費させないための配慮であり、マナーです。
受取評価はすぐに行う
どうしても忙しいと受取評価を後回しにしてしまう人もいらっしゃるかも知れません。
受取評価が遅れると、出品者さん側も無事に商品が届いたかどうか不安になってしまうものです。
できるだけ早く受取評価を行うことで、相手の不安を解消できます。
もちろん商品の梱包を解いて中身に不備はないかを確認するため、とくに動作確認が必要な家電製品などは受取評価に時間がかかる場合もあるかも知れません。
なので、商品によっては即受取評価とはいかないケースもあるでしょう。
なかなか即受取評価とはいかない場合でも、商品を受け取ったその日から翌日には評価を行うのがマナーだったりします。
いきなり値下げ交渉をしない
ラクマに限らず、フリマアプリでは値下げ交渉によるトラブルも結構多いようです。
中にはプロフィールや商品説明文などに「値下げ交渉に応じません」といった文言を記載している出品者さんもいます。
手間を省くためにあらかじめ「値下げ交渉不可」と記載している商品に対して、いきなり値下げ交渉のコメントがついたら出品者さんも良い気持ちはしないでしょう。
また値下げ交渉可能な場合でも、極端な希望価格を提示するのはマナー違反と解釈される可能性があります。
たとえば3,000円で出品されている商品に対して、800円に値下げしてほしいと交渉しても出品者さんにとっては何のメリットもないですし、迷惑な話ですよね?
あと、突然何の挨拶もなく「500円に値下げしてください。」といった値下げ交渉の仕方もマナー的に問題だったりします。
せめて「はじめまして。購入を検討中です。」といった挨拶がほしいものです。
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ラクマ出品者のマナー
ラクマ出品者さん側が守るべきマナーは、当たり前のことが多いです。
先ほどの購入者さん側のマナーでは、守らないと取引相手から悪い評価をつけられるリスクが高くなると書きましたが、出品者さん側の場合、マナー違反が利用規約に抵触してペナルティによる利用制限の対象となるケースもあります。
-
参考ラクマで機能制限・利用停止などのペナルティを受けるとどうなる?
ラクマで規約違反が発覚した場合、事務局の判断によって一部の機能制限や利用停止といったペナルティを課せられることがあります。 普通に利用していれば、まずペナルティを受けるようなことはないとは思いますが、 ...
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ではラクマ出品者さん側のマナーについて言及していきましょう。
追跡番号がある場合は入力する
ラクマ出品時に選択した配送方法によっては、発送後の状況を追跡できるサービスがあります。
その際に必要なのが追跡番号です。
追跡番号がわかると、配送業者のホームページ上で発送状況の確認ができるようになります。
追跡サービスが利用できる配送方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
-
参考ラクマの発送方法と送料一覧
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追跡番号を購入者さんに教えておけば、相手側でも商品の発送状況を調べることができて便利です。
相手への配慮として追跡番号がある場合は入力しましょう。
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出品する前にシミ・汚れを確認する
ラクマに商品を出品する前にシミや汚れといったコンディションを確認するのは当然です。
とくに中古商品の場合、詳細をわかりやすく説明しないと、購入を検討しているユーザーさんはコンディションがすぐにわかりません。
また出品前でなく、発送前に商品のシミや汚れを確認する人もごく稀にいらっしゃるようですが、「説明と違う商品が届いた」といって、あとでトラブルになる危険性があるのでご注意ください。
発送通知はすぐに行う
ラクマに限らず、商品を発送しても発送通知をしない出品者さんが話題になったりすることがあります。
発送通知もなく、突然商品が届いても取引画面では発送されていないことになっているため、購入者さんは受取評価できません。
取引をスムーズに進めるためにも発送通知はすぐに行ったほうが良いでしょう。
予告通りの配送方法を利用する
ラクマでは商品出品時に選択した配送方法を、発送する段階で突然変更する出品者さんもいらっしゃるようです。
理由は当初の予定通りの配送方法だと利益が出ないとか、サイズオーバーによって配送方法を変更しないといけないとか、さまざまだったりします。
予定していた配送方法が利用できず、やむを得ず変更しなければいけない状況もあるかも知れませんが、その時は取引メッセージで相手に事情を説明しましょう。
また匿名配送を利用する場合は取引開始後、配送方法を変更できないのでご注意ください。
コメントの放置に注意!(コメント無視)
ラクマでは気軽にコメントを投稿できるため、同時に複数の商品にコメントしていると、自分が書き込んだコメントの返信を忘れてしまいがちだったりします。
いつ、どの商品にどのようなコメントを投稿したかをきちんと管理できていないと、一方的にコメントしっ放し状態になってしまいます。
質問や値下げ交渉は、返信がないと成立しません。
単に忘れていただけだとしても、相手に対して悪い印象を与えてしまうのでご注意ください。
コメント無視は、相手を不安にさせてしまうのでマナー違反といっても良いでしょう。
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実際によくあるラクマでのマナー違反とは?
これまでラクマを利用してきて実際にあったマナー違反についての事例を紹介していこうと思います。
ちなみにこれから挙げる事例は、私個人の見解であることをあらかじめご理解のうえ、お読みください。
では事例を挙げていきますね。
マナーの悪い出品者の事例
まずは、主にラクマ出品者さんのマナー違反に関していくつか事例を挙げてみます。
- コメントに返信がない
- こちらのコメント(質問や購入希望など)を勝手に削除する
- 発送元住所・氏名を書かずに商品を発送する
- 商品画像と違う状態のものを出品している(例:明らかに状態の悪い中古品なのに新品未使用で出品)
- 取引メッセージで連絡が取れない(理由もなく途中から音信不通になる場合もある)
- 何の連絡もなく勝手に配送方法を変更する
- 商品を受け取ったら送料不足だった
- 間違って違う商品を発送、返品に応じない
- 商品をなかなか発送しない
- プチプチなしでコンビニのレジ袋に入ったコワレモノの商品が送られてきた
- 新品未開封の商品なのに送料を安く押さえるために何の相談もなしに勝手に開封して発送
- 自分の不手際が明確になったら取引メッセージで「わるい評価」をつけないように交渉してくる
- 発送通知されないまま商品が届いた
- 発送通知が届いた日時と消印が一致しない(発送する前に通知だけ送っていた?)
- 梱包・発送の仕方がわかっていない
私の経験も踏まえて思いつくものを列挙してみましたが、ラクマでは暴言を吐いたり、言葉づかいが極端に失礼な人はまだ少ないように思えます。
ただ、最近ではメルカリを退会処分になった人たちがラクマにも流れてきているみたいなので、安心はできませんけどね…。
-
メルカリからラクマに移行する人の特徴?
フリマアプリの最大手といえばメルカリだと言われていますが、ユーザーさんの中にはいろいろと不満を抱えている人も実際は少なくなかったりするのも事実です。 また、最近では複数のフリマアプリを利用しているユー ...
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マナーの悪い購入者の事例
マナーが悪いのは出品者さんだけではありません。
ラクマにもやはり一定数、マナーが悪い購入者さんはいるものです。
実際にどんなふうにマナーが悪いのか事例を挙げてみるとこんな感じでしょうか?
- いきなり挨拶もなしに「値下げ ◯◯◯円」と一言だけコメントを書き込んだうえに極端な値引き価格を提示
- 断っているのにしつこく何度も値下げ交渉してくる
- 商品説明文に書いてあることを何度も質問してくる
- 購入すると書き込んだのに購入する意思が感じられない
- 専用出品を要求しておいて購入しない
- 取り置き逃げ常習犯(?)
- 金欠アピールで同情を引いて大幅な値下げ交渉を仕掛けてくる
- 支払い完了後に一方的な取引キャンセルを依頼してくる(事務局への連絡など手間がかかる)
- 購入申請承認後、なかなか代金を支払わない
- 受取評価をしない
- 追跡番号で配達状況を確認する限り配達完了しているのに「届いていない」と言い張る
→ 後日、同居人が受け取っていた事実が判明! - 何でも発送してから翌日に届くと勘違いしている(アマゾンプライム会員?)
思いついたものを挙げてみましたが、購入者さんの場合、やはり値下げ交渉にその人のマナーがあらわれやすいですね。
値下げ交渉のコメントを書き込む時は、自分に対する相手の印象がそれだけでガラリと変わってしまう場合もあるので気をつけてくださいね。
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ラクマでの値下げ交渉のやり方とコツ
ラクマは、個人売買の場(フリマ)ということもあって、一応、商品には販売価格が設定されていますが、場合によっては購入者さんによる値下げ交渉も可能だったりします。 値下げ交渉することによって、その商品の出 ...
あと、説明文をほとんどと言っていいほど、読んでいない人も実際には結構いるように思えます。
商品情報にきちんと記載されているのに「何で発送ですか?」とか「どちらからの発送になりますか?」といった質問をしてくる人もいますしね…。
間違って「ふつうの評価」「わるい評価」をつける人も…
人間なので誰でも間違えることはありますが、フリマアプリで相手を評価する時は絶対に間違えて「ふつうの評価」や「わるい評価」をつけるようなミスはしてはいけません。
困ったことにたまにいるんですよ。
実際にラクマの出品者さんの中にもプロフィールページに「わるい評価がついてますが、これは相手のミスによってつけられたものです」といった文章を記載している人がたまにいます。
これは人為的なミスなのでマナーが悪いというのとは少し違いますが、やはり相手に対して失礼な行為に該当するため、一応触れておきました。
自分の都合ばかり考えて、相手のことが置き去りになってしまうとマナー違反も起こりやすくなるので気をつけてくださいね。
ちょっとした軽い気持ちで書き込んだその一言が、相手にとってはマナー違反であり、トラブルに発展する危険もあるということを自覚しておくと良いでしょう。
合わせてラクマの禁止行為についても把握しておいてください。
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ラクマの禁止行為に注意!【ペナルティ対象】
ラクマには、利用規約で定められている禁止行為があります。 ラクマに限った話ではありませんが、やはり個人売買の場というのは取引する者同士のちょっとした認識や価値観の違いなどで思わぬトラブルが発生すること ...
以上、ラクマでのマナー違反についてお届けしました。