え!ラクマで本人確認?なんだかちょっと怖い…
そんな風に思ったことはありませんか?
運転免許証やマイナンバーカードなどの個人情報をネットで提出するのは、少しハードルが高く感じますよね。
しかも突然ラクマ事務局から「本人確認をしてください」と通知が来ると、「なんで私だけ?」「情報って本当に守られるの?」と不安になってしまうのも無理はありません。
実は、ラクマの本人確認が怖いと感じる人はわりと多く、Yahoo!知恵袋やSNSでも同じような悩みが散見されます。
- 個人情報漏えいは大丈夫?
- なぜ本人確認が怖いと感じるのか?
- 本人確認手続きの面倒臭さ
- 本人確認を無視するとどうなる?
- ラクマの本人確認はどこまで安全?
この記事では上記の疑問にお答えします。
ラクマの本人確認が怖くて躊躇してしまうのであれば、ぜひ最後まで読んで不安の解消にご活用ください。
ラクマの本人確認による過去のトラブル事例
ラクマの本人確認に対して「怖い」と感じる背景には、個人情報の漏えいがあります。
最初から本人確認をしなければ、漏えいする個人情報もないですからね。
調べてみると、過去にはラクマに登録した情報が漏えいするトラブルがあったようです。
「あったようです」と曖昧な表現をしているのは、ラクマ自体が管理を怠ったわけではないからです。
ではいくつか事例を紹介しましょう。
認証情報漏えいの脆弱性
IPAおよびJPCERT/CCは、2019年11月にラクマのAndroid版7.15.0以前、iOS版7.16.4以前に認証情報が漏えいする脆弱性をJVNで公表しました。
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月7日、楽天株式会社が提供するスマートフォンアプリ「ラクマ」に、認証に関する情報が漏えいする脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
引用元:https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2019/11/08/43198.html?utm_source=chatgpt.com
引用元の記事によると「この脆弱性が悪用されると、ラクマユーザへの攻撃を目的として端末にインストールされた第三者アプリによって、当該製品に関する認証情報を取得される可能性がある」とのことです。
現在はアプリの最新版へのアップデートによって脆弱性は解消されています。
あくまで認証情報が漏えいする脆弱性が存在するというだけで、実際にラクマ利用者の個人情報が漏えいしたわけではありません。
フィッシング詐欺による不正取得
ラクマを装って個人情報を盗もうとするフィッシング詐欺が横行しています。
フィッシング詐欺のメールやSMSなどの本文に記載されているリンクを開くと、ラクマそっくりの偽サイトに飛ばされて、IDとパスワードを入力するように誘導されます。
もし偽サイトでIDとパスワードを入力すると、詐欺師があなたのアカウントでラクマにログインできるようになってしまいます。
もちろん、ラクマに登録した個人情報も盗まれるので悪用される可能性が高いというわけです。
ラクマを装ったフィッシング詐欺については、公式が注意喚起しています。
上記のリンク先では、フィッシング詐欺の対処法も記載されているので参考になります。
これはラクマのシステムの問題ではなく、外部からの不正な攻撃です。
ラクマからの本人確認通知が届いたら、メールやSMSのリンクはクリックせず、必ずラクマの公式アプリやご自身でブックマークしている公式サイトからログインして確認しましょう。
何回も本人確認を求められる
ラクマの本人確認は原則として1回ですが、人によっては何回も求められるケースがあります。
原因として考えられるのは、前回の本人確認が何らかの理由で正常に完了していなかった場合や、提出情報に不備があった場合などです。
また、高額な取引を行ったり、特定のカテゴリーの商品を扱ったり、アカウントに普段と違う動きがあった場合など、セキュリティ強化のために再度本人確認を求められることがあります。
トラブルや禁止行為などによる機能制限が原因の場合もあります。
ラクマの機能制限については以下の記事を参考にしてください。
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参考ラクマで機能制限・利用停止などのペナルティを受けるとどうなる?
ラクマで規約違反が発覚した場合、事務局の判断によって一部の機能制限や利用停止といったペナルティを課せられることがあります。 普通に利用していれば、まずペナルティを受けるようなことはないとは思いますが、 ...
続きを見る
機能制限の解除には本人確認が必要なケースがあります。
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なぜ「ラクマの本人確認が怖い」と感じるのか?主な4つの理由
ラクマの本人確認を「怖い」と感じる理由は主に以下の4つです。
- 個人情報漏えいへの不安
- 手続きが煩雑そう・時間がかかりそう
- 突然の通知で理由がわからない
- ネガティブな口コミの影響
それでは上記について、掘り下げていきましょう。
個人情報漏えいへの不安
- 運転免許証の写真をアップロードして大丈夫?
- 住所や氏名が漏れたらどうしよう…
- マイナンバーなんて怖くてアップできない…
これらが、ラクマの本人確認を怖いと思う最大の理由ではないでしょうか?
自分の大切な個人情報がネットを介して悪用されないか…心配になるのは当然です。
昨今では物騒な事件も多発していますからね…。
ラクマの本人確認で必要な書類は、どれも公的な証明書の画像です。
本人確認を警戒して、恐怖心を抱く人も当然いらっしゃるでしょう。
しかし、ラクマが本人確認を求めるのは、決して漏えいを前提としているわけではありません。
犯罪収益移転防止法という法律で義務付けられている、マネーロンダリングなどの金融犯罪を防ぐために本人確認を行います。
本人確認によってあなたの身分が証明され、より安全にラクマを利用できるようになります。
本人確認に対して不信感を抱き、必要以上に恐れることはありません。
手続きが煩雑そう・時間がかかりそう
たしかにラクマの本人確認手続きは、何工程もあって煩雑に感じます。
本人確認が完了するまで、数日間待たされるのも事実です。
しかし、スマホひとつで完結するので、本人確認書類などの準備さえできていれば、つまづくことなくスムーズに完了します。
本人確認のやり方については以下の記事を参考にしてみてください。
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参考ラクマでの本人確認のやり方
ラクマでは、会員登録の際のSMS認証などでアカウントと本人の紐付けを行っていますが、それとはまた別に本人確認の続きが必要な場合があります。 本人確認の続きには、運転免許証や健康保険証、パスポート、住民 ...
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面倒くさがらずに、思い切って本人確認を済ませてしまうのがよいでしょう。
突然の通知で理由がわからない
本人確認せずにラクマを利用していると、運営から突然「本人確認が必要です」という通知が来るケースがあります。
「え!なんで今なの?」とか「何か違反したっけ?」と驚く気持ちもわかります。
ラクマではこのように突然、本人確認を求められることがあります。
本人確認が必要な理由も、なぜ突然本人確認を求められたのかも教えてくれませんからね…。
ネガティブな口コミの影響
- ラクマの本人確認が全然終わらない…
- 本人確認書類を提出してもダメだった…
- アカウントが制限されて本人確認が必要だって…何回目だよ!
SNSなどで上記のような口コミを目にすると、「自分もそうなるのでは…」と不安になりますよね?
アプリの口コミをチェックしていても、ネガティブな意見はあります。
これらのネガティブ情報は、あくまで個人の経験に基づく感想であり、詳細な経緯が省略されているケースも多いです。
たとえば、本人確認手続きがうまくいかなかったのは、ラクマ運営による不備ではなく、ユーザーさん側に原因があった場合でも、発信者の説明不足によってネガティブな口コミとして広まってしまうことがあります。
大切なのはこういったネガティブな口コミに振り回されず、冷静に判断することです。
多くのユーザーさんが問題なく本人確認を完了させてラクマを利用している事実に目を向けましょう。
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もしラクマの本人確認を無視し続けたら…機能制限?
ラクマ事務局から本人確認を求められて、そのまま放置していると利用を制限されるリスクがあります。
ラクマを快適に利用するためには、本人確認は放置できません。
実際にどんな機能が制限されるのか、見ていきましょう。
出品&購入ができなくなる
ラクマを利用するうえで出品&購入の機能停止は、おそらく一番大きな制限ではないでしょうか?
本人確認の要求を無視し続けると、出品も購入もできなくなります。
この状態ではフリマアプリとしてラクマを利用する意味がほとんど失われてしまいますよね?
売上金の振込申請ができなくなる
ラクマではアカウントが制限を受けると売上金の振込申請ができなくなります。
本人確認の要求を無視し続けて制限を受けると、せっかくの売上金がラクマ内に保留されます。
売上金が動かせなくなるのは致命的です。
プロフィール編集の制限
ラクマのアカウントが制限されると、ニックネームや自己紹介文などの変更ができなくなることがあります。
現在、機能制限中である事実を他のユーザーさんに伝える術も奪われます。
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こんなときは注意!特例的に本人確認を要求されるケース
ラクマの本人確認は、通常、アカウント登録時や初めて売上金を振り込む際に必要となりますが、特定の状況下では、普段利用しているユーザーでも改めて本人確認を求められることがあります。
「え、今さら?」と思うかもしれませんが、これにはきちんとした理由があります。
知っておけば、いざという時に慌てずに済みます。
高額商品の販売
「普段は数千円のものを売買しているけど、今回はブランドバッグを出品したから本人確認が必要になった」というケースがあります。
ラクマでは、一度に30,001円以上の高額な商品を出品・販売した場合、売上金を受け取る前に本人確認が必須となります。
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参考ラクマで3万円以上の商品を販売すると本人確認?
ラクマは原則として会員登録していれば、本人確認しなくても利用可能です。 とはいえ、30,001円以上の商品をラクマで販売する場合は本人確認が必要となるのでご注意ください。 3万円以内の商品販売でしたら ...
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本人確認が完了するまで、売上金の振込、楽天キャッシュへのチャージが制限されるのでご注意ください。
高額商品の販売が本人確認の対象となる理由は、「犯罪収益移転防止法」に基づき、マネーロンダリングやテロ資金供与を防ぐための重要な対策です。
高額な取引は、不正な資金の流れに利用されるリスクが伴うため、運営側はより慎重な確認を行う必要があります。
決してあなたの取引が不正であると疑われているわけではなく、ラクマが法律を遵守し、安全な取引環境を維持するために行われる正当な手続きです。
高額な商品を扱う際は、本人確認が必要になる可能性を意識しておきましょう。
禁止行為・利用規約違反
ラクマでは禁止行為に対して厳しいペナルティが課せられます。
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参考ラクマの禁止行為に注意!【ペナルティ対象】
ラクマには、利用規約で定められている禁止行為があります。 ラクマに限った話ではありませんが、やはり個人売買の場というのは取引する者同士のちょっとした認識や価値観の違いなどで思わぬトラブルが発生すること ...
続きを見る
ラクマの利用規約に違反する行為を行った、あるいはその疑いがあるとラクマ運営側が判断した場合、本人確認が求められることがあります。
ラクマ運営側が本人確認によって不正行為を行ったユーザーの身元を特定し、アカウントの利用停止や強制退会といった然るべき措置を講じるためです。
特定カテゴリーの商品を扱った
ラクマには出品を禁止された商品カテゴリーがあります。
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参考ラクマで売ってはいけないもの【出品禁止】
ラクマはかんたんに出品できて便利な反面、売ってはいけない出品禁止物が定められています。 出品禁止物は、偽ブランド品のように明らかに違法なものだけでなく、株主優待券やクオカードなど一見、意外に思えるもの ...
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出品禁止商品とは知らずに出品してしまうと、本人確認の対象となる可能性が高いです。
ブランド品や金券、チケット、化粧品など、特定のカテゴリーに属する商品を頻繁に扱っている場合にも、本人確認を求められることがあります。
商品カテゴリーによっては法律や規制が関わってくる場合や、転売目的での不正利用、あるいは盗品の可能性が懸念されるため、出品者の本人確認が必要です。
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ラクマの本人確認は本当に信用できる?安全性について
ラクマの本人確認を怖いと感じる理由は、個人情報漏えいの懸念による不安がほとんどといえるでしょう。
なかにはラクマでトラブルを経験して、システムに不信感を抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
とはいえ、ラクマは大手IT企業です。
本人確認で使用した個人情報も当然しっかりと管理されています。
ラクマの個人情報保護方針については公式サイトを参考にしてみてください。
過去に判明した認証情報漏えいの脆弱性にも、アプリのアップデートで対処済みです。
ネット上では、ラクマの本人確認に対するネガティブな情報が散見されますが、運営会社として安心して安全に利用できるように真摯に向き合っています。
ラクマの本人確認は怖くない!利用を継続するなら重要なステップ
ラクマの本人確認に対する不安に寄り添いながら、その理由や安全性について解説してきました。
過去の出来事やネガティブな情報に触れつつも、それらが本人確認自体の危険を示すものではなく、ラクマが安全対策をしっかり行っていることをお伝えしました。
「個人情報が心配」「手続きが面倒」といった不安は、正しい情報を知ることで解消できます。
ラクマの本人確認は、楽天グループという信頼できる大手IT企業が、安全なシステムと法律に基づいて行っている手続きです。
必要以上に恐れることはありません。
長期的にラクマを利用していくつもりでしたら、本人確認を完了して堂々と取引しましょう。