ラクマで購入した商品が送料不足の場合、配送業者から購入者さんに請求されることがあります。
ポスト投函された商品などは封筒に送料不足の案内が貼り付けられていたり、期日までに不足分の切手を貼って送り返すことができるハガキが一緒に投函されていたりもします。
しかし、そもそも送料込みで購入した商品なのに、不足分の送料を自腹で支払うというのは購入者として納得できませんよね?
…ということで、今回はラクマで購入した商品が送料不足だった場合はどうしたらいいか?について書きます。
出品者さん側のミスなのに、こちらが不足分の送料を支払わなければいけないとなれば、購入者さんとしては怒りが込み上げてくるのも理解できますが、ここは落ち着けて冷静に対処しましょう。
受け取った商品の送料が足りない時の対処法
ラクマで購入した商品が送料不足だった際の対処法についていくつか挙げてみると、以下のような案が打倒だったりします。
- 不足した送料を購入者さん側があえて負担
- 不足した送料を一旦購入者さん側が負担しておいて後から出品者さんに請求
- 受取拒否したうえで取引キャンセル
- 受取拒否したうえで出品者さんに再出品してもらう
購入した商品の送料が不足していたことについてラクマ事務局に問い合わせても、基本的には出品者さんと話し合って解決するように促されるだけです。
一応、上記で挙げた主な対処法についてひとつひとつかんたんに説明していきますね。
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送料の不足分を購入者が負担する場合は相手に悪い評価をつける?
出品者さん側が正しく送料を計算できなかったことが原因で、商品を受け取るために購入者さん側が、本来支払う必要のなかった不足分の送料を負担するというのは理不尽な話ですよね?
このような取引は決して良い取引とは言えません。
納得できないまま、商品を受け取るために仕方なく購入者さん側は不足分の送料を負担するということです。
購入者さんの立場で考えれば、受取評価で悪い評価をつけたくもなりますよね?
…とは言っても、ラクマのマナーにしたがって、一応、受取評価をする前に出品者さんに取引メッセージで「送料が◯◯円不足しています。」と報告はしておきましょう。
出品者さん側からどのように対応すれば良いのか提案してくる場合もありますからね。
手順は以下のとおりです。
- 送料不足のまま商品を受け取る
- 出品者さんに取引メッセージで連絡
- 出品者さん側から何の提案もない場合は悪い評価をつけて取引終了
不足している送料が10円とか20円だったら手間がかかるだけ
理不尽ながらも、あえて不足している送料を購入者さん側が負担するのは、出品者さんに不足分の送料を別途請求したり、ラクマ事務局に連絡するにしても手間や時間がかかるという理由があったりします。
とくに不足分の送料が10円とか、20円とか、少額の場合は下手に手間や時間をかけて出品者さんに請求するよりも自分が負担したほうが手っ取り早いですからね。
しかし、この場合においても、原因は出品者さんにあるため、購入者さんが悪い評価をつける確率は高いと言えます。
送料不足分を購入者が一時的に負担して後で出品者に請求する方法
ラクマで購入した商品で送料が足りなかった場合、一時的にこちらが不足しておいて、後で出品者さんに請求するという方法があります。
ただし、この方法はあまり効率的ではありませんし、ラクマの利用規約上、正直どうなのかな…と言われることも…。
また、この方法が有効なのは送料の不足金額が300円以上の場合に限ります。
その理由は、購入者さん側が送料の不足分を出品者さんに請求するために出品する必要があるからです。
ラクマの最低出品価格は300円ですよね?
わかりやすく例を挙げて説明してみましょう。
たとえば、送料が400円不足していたら、購入者さんは一旦、400円を負担して商品を受け取ります。
その後、購入者さんは自分が負担した400円でラクマに出品して、出品者さんに購入してもらえば、無事に送料不足分の400円が戻ってくるというわけです。
しかし、ラクマでは最低出品価格が300円とされているため、送料不足分の金額が240円とか、180円といったように300円未満の場合、この対処法は使えません。
…という話です。
購入者さんが送料不足分を一時的に負担した後で、出品者さんに請求する際の手順は以下のとおりです。
- 送料不足のまま商品を受け取る
- 出品者さんに取引メッセージで連絡
- 不足した送料分を一旦購入者さんが負担
- 負担した金額でラクマに出品
- 出品者さんに連絡して購入してもらう
- 相手が受取評価後、こちらも評価をしたら負担した送料分が売上金に反映
送料不足分の金額を出品者に請求する時の出品方法は?
商品受け取り時に一時的に購入者さんが負担した不足分の送料を出品者さんに請求する場合、購入者さんが負担した金額でラクマに出品する必要があります。
この方法がラクマの利用規約的にどうかな?と思う理由は、手元に何か販売する商品があるわけではないというところなんですけどね…。
…とは言っても、実際にラクマで確認するとわかりますが、この方法が有効なのは事実です。
画像出典元:https://fril.jp/
上記の出品は、いずれも不足していた送料の返金を目的としたものです。
商品名は「不足分」で販売価格は自分が商品受け取り時に負担した送料不足分の金額となっています。
※上記の画像はタップすると拡大表示されます
画像出典元:https://fril.jp/
上記の例のように送料分の価格でラクマに出品したら、一度、取引メッセージで相手に連絡して購入してもらえばOKです。
取引が成立してお互いが評価を完了すれば、一時的に負担した送料不足分の金額が売上金に反映されます。
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送料が不足している商品は受取拒否すれば発送元に返送される?
送料が不足している状態で届いた商品は、受取拒否することが可能です。
受取拒否すると、その商品は発送元住所に返送されます。
商品が出品者さんのもとに返送されたら、ラクマ事務局に取引キャンセルの依頼をすればOKです。
この場合、あらかじめ相手の同意を得たうえで、ラクマ事務局にキャンセル依頼を申請する必要があります。
ラクマ事務局へのキャンセル申請については以下の記事を参考にしてみてください。
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手順についてまとめると以下のとおりです。
- 送料不足の商品を受取拒否
- 出品者さんに取引メッセージで連絡
- 返送された商品を出品者さんが受け取ったらラクマ事務局に連絡して取引キャンセル申請
- キャンセルが完了したら取引終了(お互い評価はできない)
不足分の送料が300円以下だったり、その出品者さんとこれ以上取引したくない場合は、この方法で対処できます。
取引キャンセルまでに時間がかかるのが面倒だったりしますけどね。
受取拒否で返送された商品を出品者が再出品するやり方
送料不足で届いた商品は、購入者さん側で受取拒否すれば発送元に返送されるわけですが、「どうしてもその商品がほしいけれど不足分の送料は負担したくない」という場合は、一旦、その商品を出品者さんに返送してからあらためて送料込みの正しい販売価格で再出品してもらう方法があります。
ただし、この方法はそれなりに時間と手間がかかります。
希少価値が高く、他では入手困難な商品などに有効な方法かも知れません。
たとえば、6000円(送料込み)で購入した商品の送料不足金額が240円だったとして…購入者さん側は一旦受取拒否して出品者さんに返送します。
もちろん、送料が不足していたことについては出品者さんに取引メッセージで連絡しておきましょう。
ついでに取引メッセージを送る際には、不足分の送料を上乗せした正しい価格で再出品してくれれば購入するといった感じでまだ購入の意思があることも伝えます。
この提案に出品者さんが同意してくれれば、あとはお互いに取引メッセージで連絡を取り合って、再出品されたタイミングで商品を購入すればOKです。
他のユーザーさんに購入されないように専用出品をお願いしておいたほうが安全ですね。
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メルカリをはじめとするフリマアプリでは、値下げ交渉が成立した場合などに特定のユーザーさん専用の出品ページを作成する文化が昔から根付いています。 ラクマも例外ではありません。 ラクマに出品されている商品 ...
手順について整理すると以下のとおりです。
- 送料不足の商品を受取拒否して返送
- 出品者さんに取引メッセージで連絡
- 出品者さんのもとに商品が返送されたら再出品してもらう
- 再出品された商品を購入
- 通常通り取引を進めればOK
メルカリでは送料不足の場合、事務局側で出品者の売上金を購入者に移すことで返金?
ラクマで購入した商品が送料不足だった時の対処法について説明してきましたが、これはあくまでラクマの場合であって、メルカリだとまた話は別です。
メルカリの場合も購入した商品が送料不足だったらラクマと同様のやり方で対処は可能ですが、事務局に連絡して事情を説明すれば出品者さんの売上金から不足分の送料を差し引いて、購入者さんの売上金に移すといった対応をしてくれることがあります。
ラクマの場合は、事務局側に連絡しても基本的に本人同士の話し合いを促すだけだったりするのでメルカリとは違います。
またラクマの場合、メルカリよりもトラブル対応に時間がかかることが多いと思っておいたほうが良いかも知れません。
ラクマの出品者は送料をきちんと把握しておくこと!
実は私も過去に何度か送料不足で商品が届いたことがあります。
その際に取った行動は、主に出品者さんに請求するといったやり方が多かったように思えますが、ほとんどの場合、取引メッセージで出品者さんに連絡するとこちらの提案に同意してくれました。
しかし、送料不足というのは明らかに出品者さん側の責任です。
出品者さんのミスによって送料が不足した状態で商品が発送されることで、配送業者さんと購入者さんには、本来発生しないはずの無駄な手間や時間が発生してしまいます。
送料不足の対処法はあるにしても、結果的には相手の労力や時間を奪うことにもつながるので、出品者さんは商品出品時にきちんと送料を把握しましょう。
未然に防ぐことができるトラブルは発生させない配慮が重要だということです。