2018年2月26日にフリルと統合したことによってサービス終了がアナウンスされていた旧ラクマですが、先日、公式サイトより具体的な機能停止スケジュールが発表されました。
個人的には、旧ラクマのサービス終了が発表された当時よりも随分と機能停止までのスケジュールが延長されたようにも思えますが、それだけ新ラクマに移行するための猶予期間があるということで前向きに考えましょう。
2018年4月現在、旧ラクマをすでに利用している場合、まだアプリ自体は使えますが、できれば早めに新ラクマへと移行したほうが良いと思います。
では、旧ラクマが完全に閉鎖されるまでの今後のスケジュールをひとつずつ確認していきましょう。
※2018年5月21日に旧ラクマのサービス終了スケジュールが変更されました。
当記事では、4月に発表されたスケジュールの情報を残しつつ、最新の情報を追記しています。
旧ラクマのサービス終了日が決定!
旧ラクマのサービス停止スケジュールは、当初、2018年2月に公式なアナウンスがあるということでしたが、結局のところ、延期されて2ヶ月ほど遅れて具体期な日程が発表されました。
さらに5月には、一度発表されたサービス終了までのスケジュールが変更されました。
旧ラクマがサービスを終了するまでの日程は以下のとおりです。
旧ラクマが終了するまでのスケジュール(予定)
日時 | 停止する機能 |
2018年3月8日(木) | アプリの新規ダウンロード終了 |
新規出品の停止 | |
→ 2018年6月4日(月)10時 |
旧ラクマ会員登録の停止 新規での購入手続き・商品情報編集の停止 商品検索機能の停止 |
→ 2018年6月28日(木)10時 |
ラクラクお引っ越しツールの提供終了 |
2018年11月16日(金)10:00 | 取引完了期限 |
2019年1月31日(木)10:00 | 振込申請の停止
アプリのサポートが終了 売上金おまとめツールの提供終了 |
2019年11月20日(水)10:00 | 売上金の振込申請期限 |
2019年12月18日(水)10:00 | 商品の閲覧停止 取引情報の閲覧が停止 振込申請履歴の閲覧が停止 |
上記のスケジュールを見て、もしかしたらまだまだ時間があるから大丈夫だと思うかも知れませんが、出品商品や売上金を放置したまま、取引完了期限や売上金の振込期限を迎えてしまうといろいろ面倒なことが起こります。できるだけ早い対応を心がけましょう。
2018年3月8日の時点で、すでに旧ラクマのアプリ自体は新規ダウンロードを停止しているため、新ラクマと間違えて旧ラクマをインストールしてしまったというミスは起こらないと思いますが、現在、旧ラクマを利用しているのであれば、今後の利用継続もふまえて早めに新ラクマ(旧フリル)への移行を始めたほうが良いですね。
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2018年3月8日以降アプリはダウンロードできない
先ほども触れたとおり、ラクマとフリルの統合後、しばらくは旧ラクマと新ラクマといった2つのラクマが存在していて、新ラクマ(旧フリル)を利用しようと思ったら旧ラクマをダウンロードしてしまったり、新ラクマについて調べていたらなぜか旧ラクマの情報を入手していたということが起こりやすい状況でした。
2018年3月8日以降は、旧ラクマのダウンロードが終了したので、AppStoreやGooglePlayで旧ラクマをインストールしようとしても、新ラクマ(旧フリル)を利用するように促されます。
少しずつですが、ラクマという名称のアプリが2つ存在するといったまぎらわしい問題も徐々に解消されることでしょう。
旧ラクマに出品できるのはいつまで?
新規で旧ラクマに出品できるのは、2018年6月4日(月)10:00までとされています。
「新規で」というのは、「新規のアカウントで出品できる」という意味ではなくて、新しい商品を出品できるのが2018年6月4日(月)10:00までという解釈です。
つまり、現在旧ラクマを利用しているユーザーさんが、普通に商品を購入したり、出品したりして個人間の売買が自由にできるのは2018年6月4日(月)10:00までということになります。
2018年6月4日(月)10:00以降の旧ラクマは、すでに出品されている商品を購入することしかできなくなるわけですが、その期間もごくわずかなのでご注意ください。
アプリをインストールしていても旧ラクマに会員登録できなくなる
2018年3月8日で旧ラクマのダウンロードは停止されていますが、それまでにアプリのインストールが完了している場合はダウンロード停止後の会員登録が可能でした。
しかし、2018年6月4日(月)10:00をもって旧ラクマに新規会員登録することはできなくなります。
すでにサービス終了が決定している段階で、あらたに旧ラクマに登録する人もごくまれだとは思いますが、一応、2018年6月4日(月)10:00で登録できなくなるということは頭に入れておいてくださいね。
2018年6月4日(月)10時以降は新規取引できない(購入・商品情報の編集)
2018年6月4日(月)10:00で旧ラクマでの商品購入手続き、および商品情報の編集ができなくなります。
つまり、2018年6月4日(月)10:00をもって旧ラクマでの売買がほとんど機能しなくなるといっても良いでしょう。
変更される前に発表されたスケジュールでは、出品機能が停止されてからしばらくの間は購入だけは可能でしたが、同じ日に出品機能も購入機能も停止されてしまいます。
また、同時に商品情報の編集もできなくなるので、旧ラクマの出品者さんは2018年6月4日(月)10:00までに出品している商品は売り切ることを心がけましょう。
商品の検索もできなくなる?
2018年6月4日(月)10:00で旧ラクマの商品検索ができなくなります。
この時点で旧ラクマを使って積極的に買い物をするようなユーザーさんはほとんどいないとは思いますが、ほしい商品があったら早めに購入しないと2018年6月4日(月)10:00以降は検索さえもできなくなってしまいますよ…ということです。
2018年6月4日(月)10:00の時点ですでに旧ラクマでの取引を完全に終了している場合は、売上金やポイントが残っていない限り、これ以上サービスを利用する必要性はないかも知れませんね。
「ラクラクお引っ越しツールの提供が終了する前に
2018年6月28日(木)10時をもってラクラクお引っ越しツールの提供が終了してしまいます。
ラクラクお引っ越しツールは、旧ラクマのアカウントを新ラクマ(旧フリル)にかんたんに移行することができる便利なツールです。
6月4日の新規取引停止から14日間は、ラクラクお引っ越しツールを使って、アカウントを旧フリルから新ラクマに移行できる猶予期間と考えることもできますね?
旧ラクマ終了後もフリマアプリを継続して利用するのであれば、ラクラクお引っ越しツールを使って新ラクマにアカウント情報および一部のデータを移行しておきましょう。
旧ラクマの取引完了期限はいつ?
旧ラクマの取引完了期限は、2018年11月16日(金)10時です。
2018年11月16日(金)10時までにすべての取引を完全に終了しておく必要があります。
この時点で、旧ラクマでの個人間のやり取りはできなくなるといっても良いでしょう。
あとは、売上金の申請くらいしか旧ラクマの使い道はなくなります。
売上金の振込申請ができるのはいつまで?
年が明けて2019年1月31日(木)10時には、旧ラクマでの売上金の振込申請機能が停止されます。
この時点で旧ラクマにまだ売上金が残っている場合は、2019年1月31日(木)10時までに振込申請を行いましょう。
振込申請機能の停止後は、振込申請方法が変更されるのでご注意ください。
その後もフリマアプリの利用を継続するのであれば、早めに売上金おまとめメールを使って旧ラクマから新ラクマ(旧フリル)へ売上金を移行しておいてくださいね。
旧ラクマのアプリのサポートが終わる日
2019年1月31日(木)10時で、旧ラクマはアプリのサポートを終了します。
2019年1月31日(木)10時以降、旧ラクマはサポート対象外となるため、事務局へのお問い合わせも機能しなくなると考えて良いでしょう。
とくにこの時点で売上金の振込申請などの手続きがまだ残っているユーザーさんは、いろいろと不明な点があったりするかも知れませんが、旧ラクマ事務局への問い合わせは2019年1月31日(木)10時までに済ませておくようにしましょう。
売上金おまとめツールの提供が終了する前に!
2019年1月31日(木)10時、振込申請機能の停止とともに売上金おまとめツールの提供も終了となります。
売上金おまとめツールが提供を終了するとなると、この時点でまだ旧ラクマに売上金が残っている場合、振込申請が面倒になるのでご注意ください。
2019年1月31日(木)10時以降に振込申請する場合は、旧ラクマのアプリ内からではなく専用の振込申請フォームから申請する必要があるとのことです。
また、旧ラクマの利用状況によっては、後日、本人確認の書類を送付する場合もあるとのことなので、振込申請は早めに行ってくださいね。
なお、2019年1月31日(木)10時以降に売上金の振込申請を行う場合、申請後に口座に売上金が振り込まれるまで2~4週間もかかることがあるそうです。
振込頻度も約2週間に1回というペースに変更されます。
2019年1月31日(木)10時以降の振込申請方法については、公式サイトをご確認ください。
売上金は最終的にいつまでに振込申請すればいい?
旧ラクマの売上金の振込申請期限は2019年11月20日(水)10時です。
もうこの時点では、売上金おまとめツールの提供も終了しているため、売上金は専用の振込申請フォームから申請する必要があります。
この時点で売上金の振込申請を行う場合は、以下の点に注意してください。
- アプリ内の振込申請機能はすでに停止されていること
→ 専用の振込申請フォームを利用 - 振込スケジュールの変更
→ 申請から振込まで2~4週間ほどかかる場合もある - 振込手数料の変更
→ 金額に関わらず一律216円 - 売上金の振込申請金額は433円以上が条件
- 利用状況によっては本人確認書類の送付が必要
旧ラクマがサービスを完全に停止する終了日は?
2019年12月18日(水)10時をもって旧ラクマは、以下の機能を停止します。
- 出品商品の閲覧停止
- 取引情報の閲覧停止
- 振込申請履歴の閲覧停止
上記の機能が停止された状態では、旧ラクマを利用することはほぼ不可能です。
もしかしたらまだログインはできる状態かも知れませんが、2019年12月18日(水)10時で旧ラクマは終了と解釈しても良いでしょう。
サービス終了がアナウンスされてから、1年以上もかけて次々と機能が停止されていって、ついに2019年12月で旧ラクマは終了という流れになります。
旧ラクマがまだ使えるうちにやっておくこと!
旧ラクマの機能停止スケジュールをひとつずつ見てきましたが、現在、旧ラクマのユーザーさんがやることは主に以下のとおりです。
- 旧ラクマの取引を機能停止までに終わらせる
- 新ラクマ(旧フリル)へのアカウント移行
- 売上金おまとめツールで旧ラクマと新ラクマの売上金を合算
旧ラクマを退会する必要はあるのか?
旧ラクマのサービス終了を受けて、会員登録している旧ラクマを退会する必要は今のところありません。
新ラクマ(旧フリル)に移行、もしくはあらたにアカウントを新規登録したのであれば、とくに退会手続きをしなくても、旧ラクマのサービス終了とともに利用できなくなるだけです。
注意ポイント
旧ラクマのアカウントは楽天の会員情報と紐付けされているため、下手に退会すると楽天も退会扱いになってしまう危険があります。
楽天会員を退会してしまうと、楽天市場などの利用ができなくなったり、それまで保有していた楽天スーパーポイントも無効になってしまうので、下手に退会しないほうが良いでしょう。
旧ラクマ閉鎖までの期間が思ったより長いのはなぜ?
ようやくといった感じで、旧ラクマの機能停止スケジュールが発表されたわけですが、冒頭でも少し触れたとおり、個人的には思ったよりも時間がかかったといった印象です。
これは、あくまで私個人の憶測に過ぎませんが、やはり旧ラクマから新ラクマ(旧フリル)へと移行するユーザーさんが予想以上に少ないのかも知れません。
そういえば、以前にも似たようなことがあったのを思い出しました。
楽天オークションがサービスを終了するときも、キャンペーンを仕掛けたりして楽オクのユーザーさんをラクマ(旧ラクマ)に移行するように促していました。
楽天オークションを利用している人たちの多くは、古くから楽天市場を利用しているわりと年配の方も多かったように思えます。
おそらくスマホ文化に馴染みのない方も結構いたのではないかと…。
楽天オークション(楽オク)のような主にパソコンからの利用者が多いサービスから、わざわざスマホユーザーに特化したラクマにわざわざ移行するのが面倒に感じたユーザーさんもいたと思います。
そういった経緯もあって、結果的には楽天オークション(楽オク)から旧ラクマに移行する段階で離脱してしまったユーザーさんもわりと多かったのではないかと今では思いますね…。
それと同じように今度は、旧ラクマと新ラクマといった感じで一時的ではありますが、同じ名称のアプリが2つ同時に存在していて、なおかつ本来の旧ラクマはサービス終了、フリルがラクマとして改名となると混乱する人が出てきてもおかしくはない状況ですよね?
こういった背景をふまえると、各サービスの利用者層だったり、混乱しやすい状況によって旧ラクマから新ラクマへのユーザーさんの移行がスムーズにできていないのではないかと、ちょっと心配になってしまうわけです。
…とはいっても、さすがにメルカリほどではありませんが、新ラクマもボチボチとユーザーさんが増えているようで、テレビCMの効果もあってなのか?以前より取引も徐々に活発になっているのを実感することもあります。
今後の新ラクマがどんなふうに進化していくのか?1ユーザーとしても目が離せませんね。
旧ラクマの終了スケジュール変更後の追記
この記事を書いたのは、はじめて旧ラクマのサービス終了スケジュールが発表された2018年4月20日のことでした。
その後、約1か月後の5月21日に当初のスケジュールは変更されて、一部の機能が停止される日程が早まりました。
ちょうどその数日前にラクマは、これまでさんざんテレビCMなどでもアピールし続けてきた手数料無料を終了して、2018年6月4日より3.5%の手数料が発生することを発表しているという…。
※さらにその後、ラクマの販売手数料は、2023年8月以降は条件によって4.5~10%の変動制となりました。
旧ラクマの終了スケジュール変更は、新ラクマが手数料3.5%を導入するタイミングに合わせて、サービスは終了するけど手数料無料の旧ラクマにユーザーさんが流れないようにするための処置といった印象を受けました。
メモ
その後、ラクマの販売手数料はさらに改悪。
ラクマの販売手数料は6%+税=6.6%に…。
さらに2023年8月には、4.5~10%の変動制を導入。