ラクマでは、会員登録の際のSMS認証などでアカウントと本人の紐付けを行っていますが、それとはまた別に本人確認の続きが必要な場合があります。
本人確認の続きには、運転免許証やマイナンバーカード、在留カードなどの書類が必須です。
手続き自体は、本人確認に必要な書類が手元にあればすぐにできます。
そんなわけで今回は、ラクマでの本人確認のやり方・手順について書いていこうと思います。
本人確認の手続きが必要になった方は、参考にしてみてください。
ラクマの本人確認はなぜ必要なのか?
ラクマの本人確認は必須ではありませんが、任意でもありません。
ラクマ事務局から「本人確認が必要です」と言われたら、利用を継続するには応じるしかないということです。
原則としてラクマは会員登録さえすれば、とくに運転免許証や健康保険証などを用意して本人確認しなくても利用可能となっています。
なので、ラクマでは本人確認をしないまま利用しているユーザーさんも実際には多いのですが、高額な商品(30,001円以上)を販売したり、特定の商品を購入する際にエラーメッセージが表示された場合に限り、本人確認の手続きが必要です。
すべてのユーザーさんが対象ではないため、中にはラクマで本人確認が必要なケースもあるということを知らない方もいるかもしれません。
なぜこういった形で本人確認が必要な場合があるのかについては、ラクマ運営からは「利用者保護、また不正利用防止の観点」という言葉しか確認できませんでしたが、この言葉から想定できる理由は以下のようなものです。
- トラブル防止のために高額商品の出処(出品者)を把握しておく必要性
- 特定の商品を購入した人の安全性を確保する必要性
- 不正の疑いがあるアカウント所有者本人を特定する必要性
価格の安い商品であれば、何かトラブルが起きても運営側としても補償しやすいけれど、高額商品となるとそうもいかない…といった感じでしょうか?
ラクマの公式サイトでは本人確認について以下のように書かれていました。
利用者保護、また不正利用防止の観点から、特定の商品の購入やご利用中に特定のエラーが確認されたお客様につきまして、本人確認を依頼する場合がございます。
※本人確認対象となった理由につきましては、ご案内の際お知らせいたします。
本人確認のお手続きの手順は、30,001円以上のものを販売された際とは異なります。
上記については、私自身こういったエラーが出たこともないため、正直言って詳しいことはわかりませんが、なぜ本人確認対象となったかは事務局から届くと思われる案内のお知らせで教えてくれるとのことです。
そして、ここで注意すべきことは、本人確認の手続きの手順が30,001円以上の商品を販売した時のやり方とは違うということです。
何が基準で本人確認対象になるのかについてはラクマから公式なアナウンスはありません。
本人確認が必要な理由としては、先ほども触れたラクマが公式に記載している以下の2つの言葉から想像するしかないということです。
ラクマで本人確認対象となる理由
- 利用者保護
- 不正利用防止の観点
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ラクマでの本人確認の手順
ラクマの本人確認を申請する手順は以下のとおりです。
- マイページから「売上確認・振込申請」を選択
- 振込申請(現金で受取)をタップ
- 本人確認申請をタップ
- 本人確認書類(運転免許証・カード型健康保険証・紙型健康保険証・在留カード・日本国パスポート・住民票)を撮影
- 必要事項を入力
- 送信
- ラクマに登録したメールアドレス宛に「お手続き完了のご案内」が届けばOK
特例的に本人確認対象となった場合は、上記とは手続きも異なりますのでご注意ください。
2018年7月よりラクマの規約が変更されて、初回出品時に本人情報登録が必須となりました。
これまでのように30,001円以上の商品を販売する場合のみではなく、すべての出品者さんが本人情報登録を行う必要があります。
ラクマの本人情報登録必須については下記の記事でくわしく解説しているので参考にしてみてください。
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ラクマで本人確認に必要な書類

ラクマで本人確認対象となった場合、以下の書類からいずれかの原本を用意する必要があります。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 在留カード
運転免許証・運転経歴証明書を撮影する際の注意点
ラクマの本人確認手続きで運転免許証の写真を撮る際には以下の点に注意してください。
- オモテとウラの両面を撮影すること
- 変更後の住所が手書きで書かれているものは認められない
- 公安印が確認できるもののみ有効
マイナンバーカードで本人確認する際の注意
以下は、マイナンバーカードを撮影する際の注意事項です。
- 専用ケースを外した状態で表面のみ撮影すること
- 通知カード、個人番号通知書は申請不可
- 住所変更があった場合、手書きの新住所は認められない(役所の承認印を確認できる必要あり)
在留カードで本人確認する際の注意
在留カードで本人確認する場合は以下の点にご注意ください。
- オモテとウラの両面を撮影すること
- 変更後の住所が手書きで書かれているものは認められない
- 公安印が確認できるもののみ有効
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受付終了となった本人確認書類
2023年5月29日をもって以下の書類は、本人確認申請に使用できなくなりました。
- カード型健康保険証
- 紙型健康保険証
- 日本国パスポート
- 住民票
- 住民基本台帳カード
- 一人親家庭医療受給者証
- 生活保護受給証明書
- 高齢者医療受給者証
- 障害者手帳
上記の本人確認書類については、以前は有効でしたが、2025年5月30日以降は受付終了となっています。
ラクマの本人確認で使用できる本人確認書類は、現時点では運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、運転経歴証明書のみです。
本人確認が完了するまでの日数
ラクマの本人確認手続きは、確認書類の原本をスマホのカメラで撮影後、必要事項を記入したら送信するだけなので、それほど大変な作業ではありません。
申請手続きを終えたらラクマ事務局から「お手続き完了のご案内」が届くのを待つだけです。
本人確認完了まで申請から3営業日ほどとされていますが、状況によって前後する場合があります。
本人確認にかかる時間については、以下の記事でも解説しているので参考にしてみてください。
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本人確認申請から7営業日を過ぎても何の連絡もないようでしたら、ラクマ事務局に問い合わせてみましょう。
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本人確認が完了するまで制限されること
ラクマでは本人確認が完了するまで以下の機能が制限されます。
- 売上金の振込申請
- 売上金から楽天キャッシュへのチャージ
無事に本人確認が完了すれば、制限は解除されます。
原則として制限されるのは売上金のみですが、なかには購入機能が制限されるケースもあるようです。
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本人確認したくないラクマ利用者もいる?
ラクマには本人確認に抵抗をもつ利用者さんが一定数いるのも事実です。
本人確認が怖いと感じる心理などについては以下の記事を参考にしてみてください。
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参考ラクマの本人確認が怖いと感じるのはなぜ?実例と対処法を徹底解説
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ラクマで本人確認を回避したいのであれば、本人確認なしで利用する方法はあります。
しかし、この方法で本人確認を回避できても、将来にわたって本人確認なしで利用できる保証はありません。
もしラクマの本人確認を回避したいと思っているのであれば、以下の記事をお読みください。
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本人確認によってユーザーが安全に利用できるように
ラクマの本人確認について解説してきましたが、とくに高額商品の取り扱いにおいては、ユーザーさんが安全に利用できるように本人確認が必要です。
もちろん、安価な商品の売買に対しても安全性を追求するべきだとは思いますが、高額商品のほうがリスクは高いので、そちらが優先されるのはある意味仕方ないことかなと…。
また、特例的に本人確認対象となっても、何もやましいことがなければ焦る必要はありません。
ラクマ事務局の指示にしたがって、手続きすれば良いことですからね。