ラクマについて検索すると、以下のように新ラクマや旧フリルという名称が公式サイトに記載されていたりします。
現在は「楽天ラクマ」が正式名称のようですが、一般的には「ラクマ」の呼称で親しまれている印象があります。
昔からのラクマユーザーさんでしたら、「新ラクマ」や「旧フリル」の意味も理解していると思いますが、中にはそれらが何なのかわからない方も当然いらっしゃるでしょう。
この記事では、そんな疑問にお答えします。
- 新ラクマって何?
- 旧フリルって楽天ラクマと何の関係があるの?
上記のような疑問をお持ちでしたら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ラクマの母体はフリルというフリマアプリだった
現在の楽天ラクマは、もともと楽天が運営していたフリマアプリではなく、2012年から株式会社Fablicが運営していた日本初のフリマアプリ「フリル」というサービスでした。
とはいえ、楽天株式会社も当時ラクマを運営していたのですが、2018年2月26日にフリルと統合することになります。
フリル運営会社の株式会社Fablicも2018年7月1日に楽天に吸収合併されています。
もともと楽天が運営していたラクマ(旧ラクマ)とフリルが統合することで、フリルの名称がラクマに改名されました。
新ラクマと旧ラクマ?当時「ラクマ」というフリマアプリは同時に2つ存在していた
統合されたといっても、2つのフリマアプリがいきなり1つにまとまるのではなく、当時はもともと楽天が運営していた旧ラクマと、フリルが改名した新ラクマという感じでラクマという名前のフリマアプリが2つ存在していました。
その後、楽天のフリマアプリだった「ラクマ」は廃止、統合先のフリルがラクマとして残ることになったというわけです。
なので、現在の楽天ラクマには母体となっているフリルの機能がそのまま残っています。
こういった流れもあって、ラクマ(旧フリル)と記載されているわけです。
ちなみにフリルは、サービス開始時は女性専用フリマアプリで販売手数料も無料でした。
フリルをそのまま引き継いで、新ラクマも当時は販売手数料無料を打ち出していました。
スポンサーリンク
楽天が運営していた旧ラクマは終了
フリルというフリマアプリがラクマに改名後、しばらく経って楽天株式会社が運営していたラクマ(旧ラクマ)は、サービスを終了しています。
その際には、キャンペーンを開催して旧ラクマから新ラクマ(旧フリル)へ移行するようにユーザーさんを促していました。
旧ラクマと新ラクマ(旧フリル)の売上金をまとめることもできました。
このような感じで徐々に利用できる機能が停止していって、最終的に旧ラクマは終了となります。
楽天株式会社が運営していたフリマアプリ「ラクマ」を残さず、フリルをラクマに改名、ラクマとしてサービスを継続していったので、少々話がややこしく感じますよね?
ラクマとフリルの違い
サービスを終了した旧ラクマとフリルは、そもそもまったく違うフリマアプリでした。
なので、アプリの構造や操作方法も当然違います。
そしてフリルと現在の楽天ラクマは、アプリの仕様や操作方法も基本的に同じです。
アプリのバージョンによって、細かい部分が改良されてはいますが、当時からフリルを利用していたユーザーさんにとっては、大きな変化は感じられないかと思います。
楽天ポイントや楽天キャッシュの利用や楽天ID連携などは、あとから付け加えられました。
ラクマ(旧フリル)と表記される理由は、今のラクマと昔のフリルは同じアプリだという意味かも知れません。
楽天ラクマ=ラクマ=新ラクマ=旧フリル
もともと楽天が運営していた旧ラクマは終了したので、現在の楽天ラクマはラクマであり、新ラクマであり、旧フリルであるということになります。
フリル時代の情報がまだネット上には残っていますが、その後、ラクマになってから規約が改定されたり、手数料が変更されたりして変化してきました。
経緯が少々複雑なこともあり、「新ラクマ」「旧フリル」といった表記が使われることがありますが、これらはいずれも現在の楽天ラクマを差します。
もしかしたら全然気にならなかった方もいらっしゃるかも知れませんが、楽天株式会社がフリルを買収した経緯を知ることで「新ラクマ」「旧フリル」の謎が解明できたのではないでしょうか?
今後は、おそらく新ラクマとか旧フリルといった表現は、徐々になくなっていくのかも知れません。